7月4日にアナログに異変が

2010年05月27日

全国で83.8%普及していても・・

総務省の調査によると、地デジを受信できるテレビやアナログテレビに地デジの映像を映すためのチューナーの世帯普及率は2010年3月時点で、全国で83.8%に達しており、前年の9月の69.5%から大幅に普及しているという・・

(世帯普及率とは、一世帯に1台でも地デジ対応テレビやアナログテレビで地デジを見ることができるチューナーがあると普及している方にカウントされる)

それで、実際にアナログの電波が止まった時を体験してもらうために、こんなことを7月4日にするという・・

「全国一斉地デジ化テスト」

午後5時59分から1分間・・アナログは電波が止まったときの灰色のざらざらの画面(別名砂嵐)にして、地デジで受信している家庭には一台だけではなく他のテレビの地デジ化を勧める画面を表示するという。

いくら普及率が83.8%でもこれは強引だなと感じる・・・何も知らない人がこの1分の間にアナログテレビを付けたら・・砂嵐の画面だから・・驚くに違いない。

83.8%ということは、逆の見方をすれば、まだ16%の世帯は地デジの受信ができない状況であること・・

日本の人口は1億2千万人と言われていますから、10%は1200万人・・世帯普及率なので、必ずしも人口と同じ比率にならないが、1000万人以上の人が、砂嵐の画面を見てしまう可能性がある・・

放送局に苦情が殺到する可能性もある・・それで1分間だけなのだと思います・・本当に、アナログが止まった時のことを体験してもらうには1日間砂嵐にするしかないけど・・そうなれば、苦情殺到でにっちもさっちもいかなくなるから、1分間と多くの人は砂嵐の画面を見ないですむようにしているわけです・・それなら、テストの意味が無いけどね・・

これは伝え聞いた話なので、本当かどうか分かりませんが・・アナログの放送に、7月頃から、画面の上か下に、アナログ放送が来年の7月で終了することと、地デジへの移行をお願いするテロップが流れるようになるという・・



ちなみに、家には地デジのテレビはありません・・では、家は普及していない方にカウントされるのか電気店の店員に聞いてみたけど・・・

パソコンにフルセグを受信できるチューナーを搭載して、ディスプレイで地デジを見ることができるなら、それは受信機=テレビとみなされ、普及している方にカウントされるという・・なお、ワンセグはこの普及率に入らない・・

ちなみに、ワンセグはNHKの受信料が無料と言われていますが・・・それは、その世帯でNHKと契約して受信料を払っているから・・

現在、受信料は、世帯単位で契約することになっており、一世帯の中に何台テレビがあっても受信料は同じです・・それで、ワンセグの受信機があっても料金が増えることはない・・

ところが、一人で下宿するなど別世帯へ移ったときに、テレビはないけど携帯のワンセグがあれば、これは受信機とみなされ、放送法上はNHKと契約する義務が生じるらしい・・それで、一人暮らしの大学生などワンセグを持っているためにNHKから契約するように督促されている人がけっこういるという。

昔はラジオの受信機を持ったら契約して受信料を払う必要があったという・・しかし、今はラジオは無料です・・テレビが普及したので、ラジオは無料となったようです。

今、BSが普及しています・・しかも地上波で、受信料を払っていても○○はBS○で・・と立派なCMが流れます・・

個人的にはそろそろ地上波は無料化すべき段階にきているのではないかと・・・もしくは、デジタル化されるのだから、スクランブルをかけることも可能・・・単に、受信機があるから料金が発生するというのは、古い考え方ではないかと思います。

よくNHKが映らないテレビはないのかと家電店で相談している人がいるけど・・要するにNHKは見ないから、受信料を払いたくないということ・・確かに、見ないのに料金が必要というのは矛盾した料金体系だと思います。

kensan156m at 23:33|PermalinkComments(5)TrackBack(0)