2011年01月09日

無線LANの子機だけ買うことになっていたけど

最近の無線LANの親機は11n対応の物が大半となりました・・
11n対応機で、2ストリームの物はデュアルチャンネルを有効にすると、規格値で300Mbpsの速度が出ることになっています・・11n対応でも、従来の物でも、無線LANは規格の速度の半分くらいが実際の速度なので・・300Mbpsの機器では、概ね150Mbps出ることになります。

それで、11n対応親機は2年前くらいから使っていて、親機は必要なかったのですが・・PCカード型の子機が必要でした・・

ところが、子機を置いてある棚で値段を見ると、1万円近い・・もう少し様子を見るかと・・考えていたら・・・な・・なんと・・

NECの11n対応親機とカード型子機のセット私が買おうと思っている子機と、すでに家にある親機のセットが・・・なんと7980円・・・

同じフロアなのに・・子機だけ買うより安いなんて・・

しかも、親機だけの物は6980円・・・つまり、子機は1000円・・

結局、子機だけ買うより安かったこと、親機は利用法があるので、このセットを買いました。

安価な理由は、親機が1つ型落ちだからです・・でも、性能は、新しい物と同等です。

さて、この親機にはロングレンジと、遠くまで届くという意味のことが書いてありますが・・・

メーカーによってはハイパワーと書いてある場合もよくあります・・ハイパワーと聞けば・・一般人なら、電波の出力が高いと考えると思います・・お店によっては、店員がそんな説明をしているお店もあります・・

しかし、もし本当に電波の出力が他の物より高いなら、そもそも電波法に違反しているので、販売できないのです・・

無線LANの親機の電波出力は10mWと規定されており、ハイパワーと書いてある物も、書いてない物も、同じ10mWなのです・・

では、遠くまで通信ができるという機種はどこが違うのかと言えば、アンテナを高感度な物にしてあるのです・・距離が遠かったり途中に障害物が入ると電波は弱くなってしまいます・・

しかし高感度なアンテナであれば、それでも安定して通信できるわけです・・

同時に11nで採用されたMIMO(マイモ)という技術が遠距離通信に強いのです・・2ストリームの物なら、親機も子機も2つのアンテナから、2つの信号を送信して、受信側も2つのアンテナを使い、空間合成して、通常の2倍の速度を得る技術・・

うまく説明できないけど・・合成するため、ノイズの影響や電波が弱くなっても比較的安定して通信できるということです・・

ちなみに、11n技術採用と書いてあり、150Mbpsと書かれた物の多くが、MIMOを使わず、デュアルチャンネルで速度を稼ぐタイプの物が多く、このタイプの物を2.4GHz帯で使うと、近所の家の無線LANとチャンネルが重なり、むしろ速度低下することがあります・・その場合は、シングルチャンネルで使うことになります。

2.4GHz帯には13のチャンネルがありますが・・実は、4つほどのチャンネルを束ねて通信しており、実質上、混信しないようにチャンネルを分けると、3つしかチャンネルが無いことになります。

5GHz帯は、最初から、チャンネルの重複が無く、高速通信に向いていますが・・周波数が高いので、障害物に弱く、電波も届きにくいという弱点があります。

しかし、十分な電波レベルを確保できる場合は、5GHz帯を使える親機と子機を使うと、快適です。

kensan156m at 23:57│Comments(0)TrackBack(0) 電気・通信・PC等 

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