2010年10月24日

XPより早く来るVistaのサポート期限

マイクロソフトの製品には、カテゴリーごとにサポート期間が定められています。

例えば、Windowsであれば、一般向けは発売から5年間、業務用は一般向けのサポート期間+延長サポート5年間となっています。

さて・・現時点で、マイクロソフトの公式ページを見ると、VistaとXPの逆転現象が起きています。

各製品のサポート期間

Windows XPのサポート期限は家庭用のホームエディションも業務用のプロフェッショナルも・・2014年4月8日です・・

これは、本来は業務用のサポート期限でしたが、家庭版を使っている人が多いので、特例で家庭版も業務用と同じ期間にしてあるからです・・

それに対して、Vistaは家庭版のホームベーシック、ホームプレミアム、アルチメットとも2012年4月10日までです・・

業務用のビジネスだけが2017年4月11日となっています。

マイクロソフトでは、Vistaを使っている人にWindows 7へのアップグレードを推奨しているようですが・・

メーカー製PCの場合、アップグレードしても確実に動くかどうか、メーカーが何もコメントしてない場合、自己責任となります。

というか、PCメーカーとしては、買い換えてもらう方が得なので、あまりアップグレードは勧めないことが多いですし、アップグレードの情報やドライバ・BIOSの提供をしていても、アップグレードしたら、メーカーのサポート外になります。

ただ、公式の情報通りだと、Vistaはあと1年半くらいしか使えないことになります。Vistaの利用者は、現時点でもXPよりはるかに少なく、XPの時のような特例措置が行われるかどうか、あまり期待できないような感じがします。



kensan156m at 23:38│Comments(7)TrackBack(0) 電気・通信・PC等 

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この記事へのコメント

1. Posted by はやぶさ いさむ。♪   2010年10月25日 22:16
ビル・ゲイツのサポートなくてもPCは動作しますよね。
ウイルス以外は問題ないから、ネットから外せば
ずっと使えますよね?
ビスタ機は、DVDとBD-RDLのコピーに使っています
ANY-HD-DVDを入れて使っています。
2. Posted by けん   2010年10月25日 23:52
>はやぶさいさむさん
確かにサポート期限がすぎてもPCは使えますが・・

ネットにつながなければ大丈夫というのは間違いです・・正確には、そのPCに何のファイルもデータもディスクも入れない・・までしないと大丈夫とはいえないということです。

もともとウィルスは、ディスクを媒介に伝染していたのですが、ネットが普及してから、主にネットを媒介して伝染するようになりました・・しかし、ディスク経由の感染もまだ多々あります。またUSBメモリ経由も最近増えている感染経路です。

それと、サイレンサーについて記述がありましたが、あれは違法行為に使われるということで、規制が厳しくなっています・・

なお、私はサイレンサーは不要なので、使ったことはないし、そもそも、ダウンロードもしてないです。
3. Posted by はやぶさ いさむ。♪   2010年10月28日 06:49
(ρ.-)ビスタを買ったのは失敗ですか?
4. Posted by けん   2010年10月28日 17:38
>はやぶさいさむさん
Vistaのパソコンを販売していたとき、将来こんな展開になることを予測できた人は少ないと思います・・
ある意味、マイクロソフトが発売から5年という、後から買った人には不利な条件ではなく、次のWindowsが発売されてから5年といった、普通のメーカーのサポート制度になっていないことも混乱の元になるのだと思います。

例えば、パソコンの部品保有期間は、発売からではなく、製造打ち切りから最低6年間となっており、後から買った人でもそんなに損な条件ではないです。

しかしWindowsは、発売から5年、もしくは次のWindowsが発売されてから2年のうち長くなる方をメインストリームサポート期間とするという体制は、後から買った人に大変不利です。

それと、XPの家庭版は、マイクロソフトの規約通りなら、すでにサポートが打ち切られているはずですが・・XPのユーザーが非常に多く、その大半が家庭版であったこと、マスコミなどがマイクロソフトの商法を叩く報道をしたこともあり、急遽、家庭版も業務用と同じ、延長サポートが行われるようになった経緯があります。

Windows 7も発売から1年経過しました・・家庭版のサポート期間は現時点では、残り約4年となります。意外と短いです。
5. Posted by けん   2010年10月28日 17:44
追加ですが・・

マイクロソフトは、Vistaの利用者に対し、Windows 7へのアップグレードを推奨しています・・

ちょうどWindows 7発売から1年ということで、家庭版のアップグレード版のみですが、通常17000円くらいする物を数量限定で11000円くらいで販売しています。

マイクロソフトの言うことと、パソコンメーカーやソフトメーカーの言うことが違うので、面倒なのですが・・

マイクロソフトは、Vistaが動くパソコンではWindows 7が動くと公言しています・・また、Vistaで動くソフトは7でも動くと言っています・・

一方、パソコンメーカーは、Windows 7にアップグレードできるパソコンは、一部だけだとその機種を公表しています・・しかし、アップグレードできるパソコンでも、アップグレードしたら自己責任になります。

ソフトメーカーは、Vistaでも動くソフトでも、Windows 7では正常に動かないと書いてあるメーカーが多いです・・

ただ、1万少しかけて自分のPCで動くか試すのは、サイレンサーをHYBRID W-ZERO3に入れることに比べたらまだ安全度の高いことだと思います。

もちろん、万が一動かなかったときのために、バックアップをとっておく必要はあるけどね。
6. Posted by はやぶさ いさむ。♪   2010年10月29日 05:22
周辺機器が対応していないので、Windows7には
とてもアップグレードできないです。
7. Posted by けん   2010年10月29日 17:50
>はやぶさいさむさん
普通はそうですよね・・いくらマイクロソフトが推奨すると言っても・・

まず、パソコンが確実に動くか分からない・・ソフトが確実に動くか分からない・・周辺機器が確実に動くか分からない・・・というのが現実ですから・・

ただ、Windows Vistaのパソコンを買ったことが失敗だったとは言えないと思います。

すでにWindows 7の次のWindowsの動きが出ています・・

マイクロソフトはXP以外は、概ね2〜3年ごとに新しいバージョンのWindowsを出しています・・

つまりWindows 7のパソコンを買っても、サポート期間が残り少ないという問題が起きる可能性は十分あるからです。

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