2010年10月10日

テレビで映画「日本沈没」の放送があったので

テレビで映画「日本沈没」の放送があったので見ました・・

実は、同じ映画の放送は以前アナログテレビの時に見ています・・

今回は、家のリビングのテレビが地デジ化されているので、それで見ようかと思いましたが・・先客が・・

仕方ない・・自作PCの地デジチューナー経由で、ハイビジョンディスプレイで見ました・・サイズは小さいけど、細かいところまでよく見えるなと感じます。

家の地デジ化は、本当は、私の部屋も同時にすることになっていたのですが、諸般の事情で、もう半月〜1ヶ月遅れで私の部屋のテレビを地デジ化する計画になっています。

さて、この「日本沈没」・・元は小説です・・これが大ヒット・・そして、過去に映画化されました。

ちょうどその頃、日本の南海上・・西の島という小さな島の近くで海底噴火が始まり、新島が誕生しました・・

小説や映画の「日本沈没」の影響もあり、新島誕生は多くの人の関心を呼んだと聞いています・・

さて、その西の島新島ですが、噴火の途中で西の島とひっついてしまい、西の島と新島に挟まれた湾ができ、天然の良港となりました・・

噴火が終わった後は、海の波に浸食されていき、湾がふさがれてしまいます・・

時々、日本の南海上で海底火山が噴火して、新島ができることがありますが・・短命な島が多い・・火山灰や火山礫だけでできた島は、太平洋の荒波ですぐに浸食されてしまうのです・・

西の島新島は、溶岩を流出したので、比較的残っていますが・・

映画の「日本沈没」は日本列島が沈没するという未曾有の大災害が描かれています・・

そういう日本が短期間に沈没する可能性はほぼ無いと思いますが・・日本は、災害が非常に多い所だと思います・・全世界の活火山の1割は日本にあります。

そして、日本のどこでも大規模な地震が発生する危険があるし、ゲリラ豪雨とも名付けられた集中豪雨による水害、土砂崩れ、土石流・・そして、台風による災害・・発達した積乱雲からの雷・・

また、今年の夏、たくさんの人が熱中症で運ばれ、亡くなる方も多かった・・これも気象現象による災害でしょうね・・

家の地区も土石流の危険がある所が多数あります・・また、広島市を流れる太田川は、洪水に対して十分な防御ができない状況のままになっています・・

太田川は現在、最大で、毎秒7000トンの水を流せます・・太田川放水路に毎秒4000トン、他の河川で毎秒3000トンです・・

ところが、太田川流域で同時多発的に集中豪雨が発生したら、最大で毎秒1万2000トンの水が流れると想定されています・・

旧建設省は、毎秒1万2000トンがそのまま流れたら極めて危険なので、上流に4つダムを作り、毎秒5000トンをカットするという計画を立て、唯一できたのが温井ダムです・・残り3つは手つかずです・・

すでに、毎秒7000トンを越える水が流れた記録があり、毎秒8千数百トンもの水が流れ、水害となったと記録に残っています。この水害のこともあり、計画中の温井ダムの高さを155m(設計時、建設したら156mとなった)へ大幅に高く設計変更された経緯があります。

他の対策方法・・堤防を高くしても、そもそも、堤防が不完全なことは多くの河川で堤防が簡単に破れることから明らか、あまり高くしても危ない・・川幅を広げることはほぼ不可能・・

となれば、未曾有の大水害の時は、避難するしかないのかなと・・私の家族もそういった地域に住んでいるだけに心配です。

kensan156m at 23:58│Comments(4)TrackBack(1) 映画・ドラマ等 

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1. 倉木さん! 倉木さん! 倉木さん!  [ always ─永遠を駆け抜ける一瞬の僕ら─ ]   2010年10月12日 01:23
今夜,TBS系で放送されていた映画 「日本沈没」(2006年)を見ました。 福田 麻由子さん演じる女の子の母親の名前が連呼されるシーンがあり, 気になって役名を調べてみると,女の子が 倉木 美咲, その母親が 倉木 佳美 という名前だったことが分かりました。 随分と...

この記事へのコメント

1. Posted by 国仲 涼太   2010年10月12日 01:14
私も見ました!

原作はかなり古い小説らしいですね。
だからなのか,ストーリー展開が何となく強引だなあと感じました(^_^;)
結構残酷な描写なので「信じたくない」という気持ちが働いたのかも知れませんが……。

こんなに大袈裟な災害はありえないにしても,一大事が起きたときに人々がどんな行動に出るのだろうと考えました。
政府の指揮官が映画に登場したおっさんみたいな人だったら国ごと滅亡しそう……(^_^;)

ちなみに,私が一番気になったのは,とある登場人物の名前でした。(^o^)/
2. Posted by けん   2010年10月12日 17:46
>国仲さん
原作の小説は大ヒットだったと、火山などを写真で紹介する本などに書かれています・・

西の島新島の解説にその一文がかかれていることが多いです。

ただ、小説だから、僅か1年で日本列島が沈むという話しができるわけですよね・・現実には、大きな地震があっても、断層が数m動く程度なので、そんな大規模な地震が連発しても1年では日本列島は沈まないけどね。

「日本沈没」のように、日本が沈むという未曾有の大災害の時は、政府が素早い対応をしないと、大変なことになります・・

しかし、記事も書いたように、日本は災害がもともと多い国です・・家にも役場が作った土石流や河川氾濫の時に危険な所を示したハザードマップがあり・・避難場所はどこか示してあります。

豪雨となり、土砂災害や河川氾濫の危険が迫れば、避難所へ避難するのが適切な手段なのでしょうね。

ちなみに、ある登場人物の名前・・このブログの背景と関係ある人ですね(謎)
3. Posted by はやぶさ いさむ。♪   2010年10月17日 16:11
5 テレビでは放送していませんが
「日本以外全部沈没」というふざけた映画の
DVDを以前に観ました。
超ふざけた映画でしたが、小松左京さんの許可を
得てから制作するなど、意外と真剣みたいでした。
あくまでもパロディ・コメディでしたが。
日本沈没の映画も昔のテレビ版も面白いですね。
4. Posted by けん   2010年10月17日 22:30
>はやぶさいさむさん
著名な作品だと、合法的なパロディ作品が出ることがありますね・・

昔、子どもの頃に流行っていたテクノポップのY.M.OというグループのパロディーでO.M.Yというグループがあって・・聴いてみたのですが・・

イメージはそっくり・・でも、音楽は同じではないという面白い作品でした。

日本沈没・・実際には、ほぼありえないことだけど、CGの技術がアップしたため、映画では実際にはありえない映像をリアルに作れる時代になったなと感じます。

それだけ、コンピュータが進化したわけです。

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