2010年09月18日

CPUの識別

自分のパソコンに搭載されているCPUの詳細な仕様を知りたくても、カタログや説明書にはあまり詳しく書いてなかったりします・・

もちろん、CPUの型番を入れて検索して調べる手もありますが・・

ソフトでCPUを調べる方法もあります・・その代表格がCPU-Zだと考えています。

母のPCのCPUを調べてみました・・

CPU-Zその1かなり詳しいことまで分かります・・
CPUはペンティアム4の2.6GHzですが、コードネームも分かります。ノースウッドコアです。

MMX命令とSSE命令SSE2命令に対応してることが分かります。キャッシュメモリは一次キャッシュはペンティアム4独特の構成なので、他のCPUと直接の比較は難しいですが、二次キャッシュは512KB搭載されています。



CPU-Zその2キャッシュメモリの詳細も分かります。

二次キャッシュメモリは8ウェイのセットアソシアティブ方式、1ラインのサイズは64バイトです。

1ラインが64バイトという場合、キャッシュメモリにデータや命令が無く、メインメモリへ読み込みに行った時に、一気に1ライン分の64バイト分読み込みます。

プログラムやデータは、一度参照した所の近くを次に参照する場合が多く、先に読み込んでおけばヒットする可能性があります・・この場合、メインメモリへアクセスする必要がないので、CPUは高速動作を維持できます。

ちなみに、メインメモリへのアクセスが生じたら、メインメモリからデータや命令が読み込まれるまでCPUは場合によっては100クロックくらいも止まってしまいます。

キャッシュメモリにデータや命令があれば、CPUはあまり止まらずに動作できます・・キャッシュメモリの容量が大きいと、キャッシュメモリのデータや命令にヒットする確率が高くなり、それだけ高速化するわけです。

このCPU-ZはインテルのCPUでもAMDのCPUでも使えますが・・


インテルがインテルのCPUのみで使えるユーティリティを用意しています・・

あまり詳しいことは分かりませんが、こちらは日本語表記なので、わかりやすいと感じる人が多いかもしれません。

もちろんAMDのCPUでは動作しません。

それと、インテルのCPUでもペンティアム3以前のCPUには対応してないようです。

インテルプロセッサー識別ユーティリティその1ペンティアム4の2.60GHzであることが分かります・・

システムバス(FSB(フロントサイドバス))は400MHzです。




インテルプロセッサー識別ユーティリティその2どの命令や機能に対応しているか表示されます・・

まず、仮想化技術には対応していません・・

高速化の手法であるハイパースレッディングは搭載されていません・・

そして、64ビット命令には対応していません・・

つまり、このPCでWindows 7が動いたとしても(テストでは動きました)64ビット版は動かないことが分かります。

続いて・・

省電力機能は搭載されていません。

そして、SSE〜SSE4までの拡張命令のうちSSEとSSE2が搭載されています。


実は、母のPCは元はペンティアム4から二次キャッシュメモリを減らしたセレロンの1.7GHzでした・・それを、ペンティアム4の2.6GHzに取り替えています・・

動作クロックは900MHzアップ、二次キャッシュメモリは4倍になり、動作速度のテストをすると、速度は2倍に向上・・

2.6GHzは家族と私のPCの中で、最も高い動作周波数です。

CPU-Zのダウンロードページ、64ビット版と32ビット版で異なります・・また、インストーラ付きと無しがあるので、自分に適した物をダウンロードしてください。

インテルプロセッサー識別ユーティリティのダウンロードページ

kensan156m at 11:33│Comments(2)TrackBack(0) 電気・通信・PC等 

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この記事へのコメント

1. Posted by はやぶさ いさむ。♪   2010年09月19日 22:59
5 インストール成功しました。
いつも貴重な記事をありがとうございます。
以前、クリスタディスクを紹介されて
使ってみて驚きました。
今回のCPU-Zも驚きました。
ありがとうございます。
2. Posted by けん   2010年09月20日 00:19
>はやぶさいさむさん
今まで何気なく使っていたPCの内部の詳しい情報が分かる、かゆい所に手が届くようなソフトだと思います。

CPU-Zは初代ペンティアムなどの古いCPUも情報を表示するので、古いPCでも使えるところが便利です。

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