2010年08月28日

自作PCで円周率を5兆桁まで演算したなんて!!!

自作PCを造る人の中には強者もいるようで、なんと自作PCで円周率を5兆桁まで演算し、世界記録なのでギネスブックに申請するというニュースが目にとまりました。

当該記事

すごいのは、まずコスト・・百万円以上かけているとなると、普通の自作PCとは違うかもしれない・・例えば、CPUを複数搭載できるマザーを使ったとか、何台かのPCをつないで、連携して動作させ性能向上を図ったとか・・・

どんなPCなのか、興味があります・・しかし、自作PCということは、市販されているパーツを使った物だと思うけど・・もしかしたら、特注の部品もあるのだろうか?

そして、凄いと思ったのが、プログラムが自作であること・・・私が時々、自分のPCの性能を調べるときに円周率を104万桁計算していますが・・このプログラムは私が作った物ではなく、かつてスーパーコンピューターで円周率の演算をするときに研究者達が作ったプログラムをWindowsで動くように改造して、ネット上に公開されているプログラムなのです。

それで、104万桁以上の計算もできますが・・上限があります・・


ただ、自作PCで世界記録を出せる時代が来たのかと思いました・・そう、今のパソコンの性能は一昔前のスーパーコンピューター並みと言われています。(もちろん、スーパーコンピュータとは目的や構成が全く違うので同じ土俵での比較は無理だけど)

インテル製の最新のCPU・・Core-i7を使うと、円周率の104万桁演算に10秒ちょっとしかかからないと聞いています・・

友人がCore-i5のPCをショップで作ってもらった(部品は友人が指定したので、組み立てをショップが行っただけで事実上自作と見なせます)けど、それで、円周率の104万桁演算をしたら確か12秒か13秒で終わったと聞いています。

私の自作PCは、今年完成しましたが・・主要な部品は4年前くらいの物を使っている関係上、円周率の演算は104万桁で40秒ほどかかってしまいます。もちろん、それでも11年前の親のPCよりはるかに速いけどね・・・

そのうち、百数十万円出さなくても、普通のPCで同じくらいの性能が出るようになるかもしれません・・・パソコンの各部品の性能向上は常に続いています・・2年くらい経過すると、全く新しい設計の物が投入されたりして、一気に性能向上する場合もあるからです。

でも、個人用のパソコン、本当に必要な性能は、どれくらいなのかと考えることもあります・・正直、今のCPUの性能は一般の人が使うには高性能すぎます・・一部の重たい処理をする人には必要だと思いますが、6コアCPUなどは、それこそ、高度な処理をする人以外は、特に必要ないのではと感じます・・

ハイビジョンの視聴や地デジからの録画なら、2コアCPUと、ハイビジョン対応のグラフィックスがあれば十分可能です・・

一般の人が高性能を要求するようなことをするとすれば、そういった使い方を考えるのですが・・一般の人は、テレビや録画は専用の機械・・つまり液晶テレビとデジタル放送対応のレコーダーを使うのではと思います・・

となれば、もっと性能が低くても大丈夫ではないかな??・・・今のPCは、普通の人だと、能力の一部しか使ってないかも・・・(苦笑)

kensan156m at 22:40│Comments(2)TrackBack(0) 電気・通信・PC等 

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この記事へのコメント

1. Posted by はやぶさ いさむ。♪   2010年08月29日 11:01
5 円周率5兆ケタってすごいですね。

この人が本気になったら、素数暗号の計算も
自力でするかも知れません。
現在ベリサイン社が150ケタから200ケタのカードの
素数から、数万桁の素数をサーバーで管理していますが、
円周率5兆ケタの計算できるPCなら
素数をリストアップするのも速いのではないかと。
数万桁の素数が誰のデータかはわからなくても
ちょっとした脅威にはなると思いました。
自作でPCが作れないわたしには、天才としか
称えるだけです。すごいですね。
2. Posted by けん   2010年08月29日 11:48
>はやぶさいさむさん
私も自作PCで世界記録を作ったなんてすごいと思います・・

円周率の大きな桁数の演算と言えば、スーパーコンピュータの性能を実証する時によくやりますが・・そういった、特別なコンピュータがするものだと思っていました。

自作PCで世界記録・・というのは、一般の人が作ったPCがスーパーコンピュータより多くの桁数を計算した・・それがすごいと思います。

お値段を見ると、普通の構成の自作PCではなく、もっと高性能な物だと感じるし(普通の自作PCなら、最高性能を狙っても百万円を超えることはないと思います)・・なにより、プログラムを自ら作ったことも凄いと思います・・

単純に円周率を計算するプログラムなら、自分も作ったことがありますが(といっても1000桁止まりで、8ビットパソコンのBASICで行いました(爆))・・

それでは、高性能を生かせないと思うので、恐らく、自作PCの性能をフルに出せるように最適化も行っていると思います。

そして、その自作PCの性能・・2〜3年内に、普通に店頭で販売しているPCがそれくらいの性能になる可能性は高いです。

その頃には、最高性能のパーツはもっと高性能になっているのでしょうね・・

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