2010年01月24日

アンプのトラブルの原因特定・手直し成功

昨年の終わり頃、アンプにつないであるスピーカー・・あるいはヘッドフォンをつなぐと、スピーカ−やヘッドフォンからノイズが出るようになっていました。

すでに、昨年の間に、トラブルの原因を特定し、手直しがうまくいきました。この記事は1ヶ月前くらいに行ったことを書いた物です。

なお、この記事に書いてあるようなことをするのは危険が伴います・・電気の知識があり、きちんと感電しないように対策でき、回路を調べる時に不用意にショートさせないことができない方は、おすすめしません・・また、同じようなことをする場合は、何が起きても自己責任でお願いします。

特に、今回は、トラブルが起きている箇所を特定するため、蓋を開けた状態で電源を入れています・・当然、アンプの中で100Vの電気が来ている部分があります・・そこにふれたら感電します。危険性を十分分かり、対策を講じられる方でも、同様のことをする時は細心の注意をしてください。




アンプの蓋を開けた所一度、コンセントからコードを外して、蓋を開けました・・

蓋を開けたら、アンプの中はこのようになっていました・・機種により、内部のレイアウトは異なります。

私のアンプの場合、写真の右側にフォノイコライザー段(レコードプレーヤーのカートリッジからの信号を増幅する部分)とセレクター段(つないでいる機器を選ぶスイッチ)・・下のアンプの正面の隠れた部分にプリアンプ部が・・そして、真ん中に見える部分はパワーアンプ部・・ヒートシンクはスピーカーを駆動するパワートランジスターが取り付けてあります。

左側は、電源部・・100Vの電気は、トランスにより、アンプ内で使う電圧に変換され直流にします、黒い大きな丸い部品は電解コンデンサー、安定した直流を得るために搭載されています。

さて・・電源を入れて、簡易シグナルトレーサーを即席で作り、どこからノイズが出ているか音声信号が流れている部分をチェックしていきました。すると、入力側から・・セレクター段とプリアンプ部ではその音は出ていません・・しかし、パワーアンプ部からはその音が出ます。

そして、パワーアンプ部は左側のスピーカー用と右側のスピーカー用に分かれていますが、右側だけでノイズを確認・・さらに、パワーアンプ部のどこから出ているか調べると、どこでも出ています。

トラブル発生箇所それで疑ったのが、プリアンプ部からパワーアンプ部へつなぐ線・・・

この黄色い矢印の下にある赤い色の部品につながっていますが・・この赤い色の部品は、プリアンプ部からの線をつないでいるコネクターです。

ちょっといじってみました・・いじると、ノイズの出方が大きく変化します・・つまり、コネクターの接触不良が原因だったのです(苦笑)

一度外して、きちんと取り付けたら、ノイズは止まりました。

内部から見たヘッドフォン端子の部分このアンプは、主にスピーカーを鳴らすように設計されていますが・・・

実は、当初は、ヘッドフォンを使うことが多く、ヘッドフォンは頻繁に抜き差ししていました・・そのため、この端子部分をつないでいるハンダが外れかかり、ヘッドフォンの音が出なくなったことがあります・・

その時は、修理に出したのですが、メーカーは別の部品を交換していました・・つまり、ヘッドフォン端子は直っていなかったのです(苦笑)・・その時に、パワーアンプ部を取り外したことがあるようです・・それを取り付ける時に、コネクターが少しゆるんだ状態で付いていたわけです・・それが、今になってノイズという症状として出てきたわけです。

なお、ヘッドフォン端子は、再修理で直してもらいましたが・・当分、ヘッドフォンを何度も抜き差しすることが多く、もう一度、ヘッドフォン端子から音が出なくなりました・・すでに、メーカーはオーディオ部門から撤退しており、部品も無い様子だったので、自分でハンダ付けをして直しました。

今回は、別の部分ですが、自分で直すのは2回目になります。

昔は、いい音じゃないといけないと思っていたので、アンプも当時の中級機を選んでいたのですが・・・今では、自然な音であれば、安価なアンプでもいいと思っています。

とりあえず、直ったので、しばらく延命できそうですが・・本当に壊れたら、安価なアンプにすると思います。

マニアだと、前のアンプより高価な物に買い換えるそうですが・・オーディオマニアからは卒業したみたいです(笑)

kensan156m at 22:45│Comments(0)TrackBack(0) 音楽・オーディオ・ビデオ関係 

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