2009年07月23日

昨日の日食

昨日の日食、皆既日食が見える所では悪天候で残念なことに見ることができなかった所もあったそうですが・・部分日食が見える広島では曇りがちながら時々太陽が顔を出す天気で、日食の様子を見ることができました・・

西日本の天気がよいという情報を聞いて、わざわざ遠方から広島に部分日食を見にお越しになった方も結構いたそうです。

私は、別のことをしながら、日食を時々見るという忙しい態勢になってしまいました・・(汗)

広島で最も欠ける11時前には残念ながら雲がかかりましたが、その1分後には太陽が顔を出し、望遠鏡で見ることができました。同時にコリメート法で撮影しました。

広島での最大食分は約0.85・・太陽の直径の8割5分が欠けるという、かなり大規模な部分日食です・・昼なのにかなり暗くなりました。そして、気温が下がりました。暗くなったと言っても人間の目では少し暗いかなという程度だったのですが・・カメラの露出計は思いっきりシャッター速度が遅くなり、それだけ暗いことを示していました。

部分日食最も欠ける時刻の1分後くらいに撮影した日食です・・望遠鏡に天頂ミラーを使っているので、上下は正しく・・左右は反対の状態で写っています。(左右を正しくするように画像処理すればいいわけですが・・望遠鏡で見えている状態のまま掲載しました)

合成焦点距離は35mmフィルム換算で概ね1500mmくらいです・・色が緑色なのは、太陽の強烈な光を弱めるフィルターを使っているため緑色になっています。

コリメート法とは、理屈は簡単で、望遠鏡の目で覗く部分に目のかわりにカメラのレンズを当てて撮影する方法です・・

ただ、これは、フィルムの時代には撮影用レンズでピント合わせができる一眼レフでしか使えない技でしたが・・・デジカメの普及で、一眼レフじゃなくても可能となりました・・コンパクトデジカメは、撮影用レンズで自動でピントを合わせます・・それで、コンパクトデジカメで撮影できます。

なお、コリメート法は、太陽や月といった明るい天体に向いている方法です。惑星などの撮影は非常に難しいと思います。

kensan156m at 23:32│Comments(0)TrackBack(0) 気象・地学・天文関係 

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