2007年09月24日

転クロの115系って反則ですか?(謎爆)

115系3000番台先日、広島市内へ用事ででかけたときに、駅に入ってきた車両は115系3000番台でした・・写真は、3003という番号だけ写した物・・

この115系3000番台は、最初から広島向けに造られた車両で、かつ、純正では最後の115系です。しかし、他の115系と違い、ちょっと反則・・それは転換クロスシートが採用されているのです。

アコモは、当時、新快速用に造られた117系に近いのに、台車を115系と同じものを使い、かつ、顔も従来の115系と同じです。

つまり、姿は115系だけど、車内はすごいんだぞ〜という車両です。





この3000番台の導入と同時に、広島以西で、広島シティ電車という運行体系が組まれます・・それは、今まで時刻表を見て駅に行かなければ列車に乗れなかった昼の時間帯を15分ヘッドにしたのです・・広島へ買い物に出かけるとか、今までならバスや自家用車を使っていた人を狙ったのです。

国鉄時代に行われたことですが・・見事乗客は1割アップしたそうです。その後、JRになっても、この列車の運行本数を多めにして、かわりに車両を短編成にするという方針は受け継がれ、広島以東にもシティ電車が導入され・・さらに、現在では広島シティネットワークと称して、広島都市圏全体がそのような運用になっています。

定員は少なめ転換クロスシートを採用しているため、他の115系より少し定員は少なめです。

しかし、3000番台はオール転クロではなく、転クロはドアとドアの間だけ、それ以外には長いすが採用されており、転クロといいながら、ラッシュ時にも対応できる特殊なアコモでもあります。


延命工事した車両なのに国鉄プレート広島色を採用した車両は延命工事をした物が多数ですので、確認はとれませんでしたが、恐らく延命工事が行われていると思われます。

延命工事とは、だいたい20〜25年の寿命で設計されている電車を、メンテナンスしやすいように改造して、古い部品は取り替え・・さらに10年くらいは使うという改造工事です。

延命工事は、他の本州のJRが、古い車両を速攻で廃車にする現在では、ある意味JR西日本のお家芸とも言える状況です。

しかし、ちゃんと付いています「日本国有鉄道」のプレート・・・・


3000番台は、2ドアの115系ですアコモを新快速の117系とほぼ同等にしたため、なんと115系と名乗りながら・・2ドアなのです・・

2ドアの115系って・・・反則ですか?・・

ついでに、転クロ車両です・・・・・(爆)


大阪から広島電鉄に移籍した路面電車さて、古い電車に乗りたければ広島電鉄の路面電車ですね・・・

広島電鉄の面白いところは、最新鋭のグリーンムーバmaxと戦前に製造された旧型車両を混ぜて走らせているところです。

しかも、この電車は大阪からの移籍です・・日本各地の昔の路面電車が元気に走っています。別名、走る博物館です。


なんと昭和15年製見えにくいかもですが、この路面電車はなんと昭和15年の製造でした・・・

平成になって製造された車両までスクラップにする鉄道会社があると伝え聞いていますが・・・広島電鉄はこんなに古い車両をメンテナンスしながら走らせているのです・・・

20年でスクラップは早すぎますぞ・・・もっとも、最初から長持ちしない設計だったなら・・・設計時点で無駄になる設計だったのでしょう。

広島色115系キタ!!・・転クロに当選確率高しさて、広島からの帰りに駅に入線してきた電車は、なんと広島色の115系・・

この色だと、体質改善工事が行われている可能性が高い・・つまり、転換クロスシートに改造されている物がほとんどなのです・・

ということは、帰りも転換クロスシートに座れる可能性が・・・


岡山への長距離運用です岡山への長距離運用ではございませんか・・・・というか、広島−岡山間は、比較的列車の本数があります・・同様に広島−新山口の間もです・・

本当なら新幹線に乗って欲しいところなのでしょうが、きちんと、在来線の選択肢も選べるようになっているのです。

しかも、転クロ車両ですから、各駅停車でも快適です(座れたらの話ですけど(爆))

更新車なのに国鉄プレート体質改善&延命工事をした更新車なのに、日本国有鉄道のプレート・・・

どうやらJR西日本では、JRになって設計製造した車両には「西日本旅客鉄道」というプレートを、国鉄時代に設計製造した車両には、そのまま「日本国有鉄道」のプレートを付けているようです・・・簡単に言えば、製造が国鉄だよという意味だと私は受け止めています。


1000番台ですよ体質改善工事をした車両は、主に2000番台が多いのですが、とうとう1000番台も転換クロスシートに改善されだしたようです・・1500番台も転クロに改善されつつあるし・・

よく考えると体質改善工事も、最近ではJR西日本のお家芸みたいな感じです・・特に転クロ=JR西日本というイメージがあります(爆)

転換クロスシートの115系って反則ですか???(爆)

kensan156m at 11:18│TrackBack(0) 鉄道関係 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by R‐157   2007年09月24日 12:38
当然、反則でございます(爆) 3000番台は、かなり快適な車両であるというのは間違いありませんし・・・

115系広島仕様車とも言えますが、様々な時間帯に対応出来る車両は、他にはいないのではないでしょうか。最近では、1000番台までもが体質改善の対象に・・・ああ、羨ましいです!

更に言いますと「日本国有鉄道」の文字が光っていますね。タコが踊ったような「JR」のマークと比べたら、オーラが全然違います。

広電の路面電車・・・私が現地を訪ねた際には、かなり感動をおぼえたものですよ。大阪から移籍して、42年(通算67年)もの間現役なのも、評価すべきです。

某鉄道会社に、爪の垢を煎じて飲ませたいです。長距離運用を区切ってしまった上、20年も使っていない電車を処刑しているのですから・・・

2. Posted by けん   2007年09月24日 13:20
( ̄□ ̄;)!!・・・反則ですか・・・・(汗)
転クロ改造115系大好きのけんさんも連帯責任あり??(激汗)

ちなみに、3000番台と、体質改善車両の転クロのアコモは多少違います。3000番台は、長いすがありますが、転クロ改造の車両は基本的に223系のアコモとほぼ同じになっています。

「日本国有鉄道」のプレートもいいけど「西日本旅客鉄道」のプレートもなかなかいい感じですよ(謎)・・「JR西日本」なんてプレートを付けないところが好感持てます。

電車はもともと普通の乗用車などよりはるかに頑丈です。本来は、長く使うように設計するべきだと思います。広島電鉄のように、新型と旧型が混在して走っていてもいいのではないかと思ってしまいます。
3. Posted by まどーし   2007年09月24日 20:20
JR東日本でも長野支社と新潟支社は未だ115系天国です。しかも長野はほぼ全ての車両、新潟では3分の1の車両が更新車となっています。更新車はすべて1000番台で、足回りこそ改修はJR西のそれに劣らないのですが、シートが薄くなる等、車内が以前より安っぽくなりました。新潟に残る未更新の電車のうち、1000番台のごく少数がボックスをのクッションを厚くして乗り心地を若干向上させていますが、それ以外の車両、特に0番台はモケットの張替えのみで、ボロ電車と呼ぶにふさわしいものになっています。そんな電車が来た時には・・・・・仙台のE721系ですらうらやましく思えてしまいます。
4. Posted by けん   2007年09月24日 21:05
>まどーしさん
東日本は、転クロに取り替えてくれないのですか??

広島にいれば、更新車=転クロ車両というイメージが強くて・・延命工事もやっていることを忘れてしまいそうです。

基本的に、広島の体質改善115系の転クロは223系のそれとほぼ同じです。元から転クロの3000番台の座席は少しちがいますが、乗り心地に大差ないです。

なお、広島でも300番台と600番台は、体質改善する気配がありません・・このままボックス席のまま使うのかなと感じています。

ちなみに、広島では体質改善車は歓迎されており、ボロ電車=ボックス席の115系となっています(苦笑)