2007年09月15日

高速版CFカード

133倍速CFカード紙袋現象には紙袋現象で対抗(謎)・・・・・・
というわけではないけど・・先日の紙袋現象の中身はこれでした。

133倍速の高速版CFカード、サンディスク製エクストリーム3です。

今まで使っていたCFカードは通常版か、66倍速の物・・100倍速を超えるのは初めてです・・・値段が高かっただろうと思われそうですが、実はセール特価で、66倍速の物と大差ない値段だったので、試しに購入しました。

ちなみに、CFカードの場合、通常版と66倍速の物の値段の差はだいぶ小さくなっています。




しかし、よく考えると、けんさんのデジタル一眼レフカメラは古めの物です、ニコンのD100といえば、キヤノンのEOS10Dが出る前に発売された物・・

実は、よく忘れがちなのですが、高速版のCFカードやSDカードを使っても、カメラ側の処理速度が遅ければ、カードのスピードを生かせないのです。それで、今までは66倍速の物(ウルトラ2)を使っていました。


例えが難しいかもしれませんが、パソコンに標準で付いているUSB端子、古めのパソコンでは規格が1.1という物で、新しいパソコンは2.0の規格になっています。

主な違いは、速度が違うのです。1.1に比べて2.0は40倍以上のデータ転送速度があります。

そして、両者に互換性があるので、例えば、USB2.0用の外付けDVDドライブを買ってきても、USB1.1の端子に取り付けて動作させることはできます。ところが、DVDを再生すれば、コマ落ちになるはずです・・USB1.1の転送速度では、DVDのデータ転送速度より遅いからです。


これと同じことがデジカメでも言えるのです・・カメラ側が遅ければ、高速版を付けても効果が出ない・・コンパクトデジカメの新製品でも処理速度が速い物と遅い物があるので、あえて、高速版のSDカードを購入する必要性は少ないと思います。


さて、実際に装着して違いが出るかテストしました・・D100は連写モードでは6枚でバッファがいっぱい(バッファフル)になるので、6枚でいったん止まってしまいます。

ただ、撮影開始すると、写したデータをバッファに入れると同時に画像処理が始まり、画像処理が終わればCFカードに書き込まれます。この動作は平行して行われるので、6枚まで連写できるといっても、時には1枚分の処理が終わっていて7枚まで写せる場合もあります。

さて、連写モードでテストしました、6枚でバッファフルになりましたが・・今までは、ここから次の1枚を写せるまで1秒以上待たされました・・ところが133倍速のCFカードでは、0.7秒程度待つだけで次の1枚が写せました・・・しかも、連写モードのままなら、連写速度は0.7秒に1枚と落ちますが・・ずっと連写していきます。

つまり、D100は古いデジカメですが、高速版CFカードの効果を出せるカメラでした。さらに、CFカードのデータが壊れたときに修復するソフトが添付されていました。値段の差を考えると通常版を買うよりお買い得だったと感じます。


ちなみに、何倍速という数字・・・通常版のカードの133倍速という意味ではありません・・・CD−ROMの転送速度の何倍かを表示しており、通常版のカードでも数十倍速の速度はあると言われています。

kensan156m at 12:53│TrackBack(0) カメラ・写真 

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この記事へのコメント

1. Posted by max長瀬   2007年09月15日 12:58
やっぱりデジカメ用となると、速度が速くないとダメなんですね。

私の場合は、速度より容量 & 値段といったところです。
庶民ですから…(笑)
2. Posted by けん   2007年09月15日 13:49
実は、上のカード、通常版とほぼ同じ値段で入手しました(爆)
通常版のカードでも数十倍速の速度はあるはずだと言われていますし、実際、私が持っているCFカードも、高速版は、昨年ディマージュA200を購入してから初めて買ったくらいです。ディマージュA200の動画モードで概ね10Mの転送速度がいるということで、それに相当する66倍速のウルトラ2を買ったのが初めてです。しかし、動画モードで今までの通常版のCFを入れても問題なく撮れてしまいました(爆)

現在では、通常版と66倍速版はお店にもよりますが、値段の差は小さいです。133倍〜150倍速版は通常版より2割ほど高めですが、セールで購入したので、ほぼ通常版並みの値段でした。

というか、すでに200倍速を超える製品が出ています・・

3. Posted by けん   2007年09月15日 13:52
通常版でも、新しい物は搭載するチップが新しくなっており、その分高速になっています。単に、何倍速という数値を書いていないだけだという話もありました・・

重要なのは、高速かどうかより、信頼できるメーカーの物を選ぶことだと感じます。高速でも、撮影した画像のファイルが頻繁に壊れるようなカードなんて使えませんし(苦笑)

また、EOS20Dくらいになると、カメラのバッファメモリも大きくなっているはずで、通常版のCFでも、バッファに残りがあれば、十分連続撮影できるはずです。たぶん、EOS20Dが出た頃の通常版のCFより今の通常版のCFは高速になっていると思います。
4. Posted by max長瀬   2007年09月15日 14:00
はい。
信頼性は重要ですね。

私のように ファイルの転送用に使ってるのならまだしも、カメラは一瞬が大事ですから。

ちなみに 何倍速といってもメディアでは異なりますんで、その点を明確にしてほしいですね。
(どう見ても、フラッシュメモリのほうがHDやCD-Rより速いです。)
5. Posted by けん   2007年09月15日 14:11
そもそも、CFカードの何倍速の基準がCD−ROMの転送速度というのは私も不適切だと感じます。

全く異なるメディアと比較しているのですから・・・何倍速ではなく、何Mと転送速度を書いてくれた方がまだよいです。

ちなみに、けんさん、ミニSDカードやマイクロSDカードはカメラに使わないので、かなり怪しいメーカーの物を使っています(爆)
6. Posted by R‐157   2007年09月15日 21:48
デジカメのSDカードですか・・・
私も安物しか所持していませんが、速度は案外出るものであります。費用があったら、高級な品にでも買い換えたいのですけれども・・・
7. Posted by けん   2007年09月16日 00:56
>R−157さん
値段が高い=高級とは限らないですよ・・・デジカメのカードは、記録を保持するのが目的・・だから、安価な物でも正常に記録できる物であることが大事です。
例え高価な物でも、頻繁にトラブルを起こすものだと、せっかくの写真が記録されていない可能性があります。
値段はは安くても最近の物は昔の物より速くなっています。

実は、高速版のカードとカメラの相性というのは存在するようで、記録できないというほどひどい状況ではなくても、相性が悪いカードだと、能書きの速度より相当落ちるという場合もあるようです。

個人的には、カードのメーカーはサンディスクを選んでいます。ニコンのカメラが、サンディスクのカードで試作調整していくそうなので、それだけ信頼性がおけるメーカーだと感じるからです。