2007年06月03日

家のPCの体質改善&延命

最近は、PCは3年くらいで買い換えるべきだという店員もいる状況ですし、確か、減価償却の計算をするときの寿命は4年だったはず・・

この4年でもメーカーが長いと文句を言っているらしいです・・つまり、PCは3年くらいで買い換えるものだと言いたいのでしょう。

しかし、最新のPCが必要な人は少ないと思います。最新の3Dゲームや動画編集といったPCのパワーがいることを全員が行っているわけじゃない・・

ネットとメールができて、ワードで文書が作れたら十分という人の方がたいへん多いのです・・この用途だと、最新のPCはどれもオーバースペック(過剰性能)の状態になってしまいます。

PCを3年で買い換えたところで、リサイクルしようにも部品を一つずつ分けてリサイクルするのは手間がかかりコストがかかりすぎるので、結局、一部についてはサーマルリサイクルという、少々怪しいリサイクルが行われます・・
これは、燃やして、熱源として使ったからリサイクルだというのですが・・どう考えてもリサイクルには該当しないと思うのですけど・・




となると、資源節約の観点からは、メーカーの思惑とは逆に長期利用する方がいいのです・・・特に、CPUが1GHz程度あって、Windows XPを使っている人なら、メモリを増やすだけで、十分快適な環境になります。1.5GHzくらいあれば、十分な性能だと思います。

最新の3GHzクラスのCPUなんか導入しなくても大丈夫なのです。また、Windows VistaはOSだけで最低512MBのメモリが必要などと、めちゃくちゃな仕様です・・古めのPCには入れない方が賢明です・・Vistaを使いたければどうしても買い換えが必要になってしまい、資源の有効利用にはならないのです。


さて、けんさんの家では、PCの延命や体質改善工事が何度か行われました・・

PCの場合、延命も体質改善も、ほぼ同じ意味になってしまいます・・つまり、Windows98からWindowsXPへのアップグレードは延命でもありますが、同時に体質改善でもあります。

現在ネットにつながるPCでは、私のお古のPC美穂が、今でも現役で働いています・・CPUの性能なんて433MHzです。ネットとワードが主な目的の親からすれば、これで十分な性能なのです。

もちろん購入時の状態ではありません・・延命・体質改善工事のメニューは

メモリ増設、64MB→256MB
OSのアップグレード、Windows98SEからWindows XPへ
ハードディスクの換装、4200回転6.4GBから5400回転40GBへ

これにより、現在もセキュリティを保ったままインターネットができます。このPCは1999年後期モデル、つまりすでに8年近く使われていることになります。今の状態だと、あと3〜4年は使えそうです。結果的に、N10延命工事相当になります。

自分のサブマシンのPC明那は600MHzです・・これの体質改善工事のメニューは

メモリ増設、128MB→320MB
OSのアップグレード、WindowsMeからWinodwsXP PROへ
保証期間中に、ハードディスクを純正の新品に換装してもらう・・性能はかわりませんが、寿命は延びます。

PC明那はモバイルノート、それで不用意にいじってないので、特別な改造は行われていません。

これにより、PC明那は、今後、4〜5年は使えると考えられます。これは2001年モデル・・つまり、現在で6年です。やはり、N10体質改善工事相当となります。

甥っ子が、高校になったら譲ってくれと言ってますが・・・その時でも正常に稼働している可能性はあります・・となると、譲るということが現実的に可能になります。


比較的よいお店で聞いたら・・PCの寿命は5年くらいと答えが返ってきます・・これは二つの意味で5年なのです・・まず、お店の長期保証が5年であることが多い・・つまり無料で直せる期間が5年であること・・

多くのメーカーが部品を保管しているのが最低6年間であり、それを越えると、場合によっては有料修理でも不可能になること・・

その二つの意味です。

また、家庭用OSのサポート期間が5年であることも、寿命が5年の理由の一つになります。

5年使っている人って・・意外と少ないかもしれません・・人によっては、古いPCを使っていたらボロPCだと笑う人もいますが・・次々買い換えるのもどうかと思います。

家には、発売から13年たってもまだ稼働しているPCもあります・・セキュリティの面で、インターネットはできませんが、昔のソフトを動かすのに使っています。

つまり、PCを延命して使うという考え方を多くの方に持っていただきたいのです。

ここ2〜3年の間に発売されたPCは、以前から比べると、非常に高性能です。だから、機種によってはDVDへの録画ができたりします。

多くの方の利用目的である、インターネットとメールとワードが使えればいい・・・最近は画像処理も加わっていますが・・その用途なら6年前の600MHzのPC明那でも、その程度はこなせます。だから、それ以後のPCについては、まだまだ使えるPCなのですよ・・

だから、PCが故障すれば、買い換えではなく、まず、保証期間内なら、修理してもらいましょう・・それだけで資源の有効利用となります。保証期間がすぎれば・・私なら、規格が同じ部品を買ってきて取り替えたりしますが・・一般の方にはハードルが高いでしょう・・ただ、部品の換装・・特に一番故障するハードディスクの交換は、意外と簡単だったりします・・(まあ、交換した後のリカバリが大変なんだけど)

もし、保証期間が切れたPCでも、故障原因がハードディスクで、部品が入手できた場合は、トライしてみる価値はあると思います。きっと、あなたの愛機がよみがえると思いますよ・・・・

kensan156m at 23:34│TrackBack(0) 電気・通信・PC等 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by max長瀬   2007年06月03日 23:43
私の場合 6年サイクルですかね。
3年ごとにPC作ってるパターンです。
(最近は そうでもないような…)

というか、マルチメディアにこだわらなければ GHz以下のPCでも十分。

PS.Vista Ultimateのサポート期間短縮って何やねん!
2. Posted by けん   2007年06月04日 08:56
はい、仰るとおり、普通の用途なら1GHzあれば十分です(ただし、OSがXPの場合・・・Vistaにしたら重すぎる)

というかUltimateのサポート期間短縮・・まさかと思い、調べると本当でした・・企業より一般家庭で使われているケースが多いというのが最大の理由のようです。

というか、当初は10年といいながら、途中でサポートを5年にするのもいかがなものかと・・・でも、それをやっちゃうのが、あのメーカーのすごい所かもしれません(涙)

ちなみに、けんさんが手元に持っているVistaはビジネス・・それで、サポートは10年です。もともと、PC未来は、業務用仕様のPCをベースに組んでいるので・・・XPもプロフェッショナルです。
3. Posted by max長瀬   2007年06月04日 13:29
ようは、ULTIMATEを買った大半が 私のような自作派だったということでしょうか。(苦笑)

でも Vistaの最上グレードですよ。
XP HOMEより サポート期間が短い って…
4. Posted by 灰   2007年06月04日 19:36
なんか、ビスタの扱いって・・・

いらない子扱いされてるMEに見えて仕方が無いです。
5. Posted by R‐157   2007年06月04日 20:02
私のPCは、まだ1年と少々ですが、寿命を全うするまで使いたいと考えています。

資源には限界がありますし、下手に買い替えをする位ならば、手を加えてでも長期使用したいですから・・・

けんさんの行動は、まさしくJR西日本のようですね。もしかして、後藤さんと密かな繋がりが?(謎)

JR某みたいに、即刻廃棄という真似だけはしたくありません。
6. Posted by けん   2007年06月04日 23:38
>max長瀬さん
MSは、業務用を10年、家庭用を5年としていますから、利用者の大半が家庭のユーザーなら例え最上グレードでも、サポートは基本的に5年です。

というか、私はVistaが発売される前にいろんな筋に問い合わせたときに、アルティメットのサポートは5年であると答えを得ていました・・それが、知らない間に10年になっていた時は驚いたものです、サイトの誤植かと思ったくらいです・・だから、本来の路線に戻しただけだと思います。

>灰様
ビスタは、OSのくせに、512MBのメモリが必要だなんて、リソース食い過ぎ、裏方であるはずのOSが、こんなにリソース食ってどうするのだと突っ込みたいです。

7. Posted by けん   2007年06月04日 23:39
>R−157さん
まだ1年と少々なら、まだまだ元気に動くと思います・・
もし、速度が遅く感じることが増えましたら、メモリを増設するだけで、大幅にスピードアップできます。

夏の暑い時期はPCには厳しい季節なので、あまりPCが過熱しないようにちゃんと冷却できるようにしておけば、何もしないより長持ちする可能性が高くなります。

家のPCは、老朽化したキハ58を特別延命工事&体質改善工事して使っているようなものです(爆)
つまり、ハイパーキハ58になったようなものです・・以後自粛・・・