2007年05月26日

急行「みよし」号

急行みよし・その1すでにご存じの方も多いと思いますが、6月末で広島と三次を結ぶ急行「みよし」号の運行が廃止されます。

私は、鉄道には疎いので、急行運用が珍しいというのは最近知りました・・その上で、JRの急行の中で急行みよしが最も運行本数が多いということも最近知りました。

急行みよしには何度か乗車していますが・・最も運行本数の多い急行なら、いつでも乗れるなぁなんて思っていたものです。

だから、こんなに早く、急行みよしの廃止という事態に遭遇するとは思ってもいませんでした。

やはり、割り増しになる急行料金がネックで、乗車率30%程度だったそうです・・確かに、それでは運行をやめるのも分かります。

急行みよしをやめたあとは、快速みよしライナーの増発で対応するとのことで、一般のお客様には、むしろ急行料金がかからなくなるだけ便利かもしれません。

ただ、国鉄型の急行型車両による運行だっただけに、やはり、古い物は去っていくのかと一抹の寂しさも感じます。

急行みよしは、キハ58とキハ28の組み合わせによる運行・・上の写真は、キハ28側・・芸備線で言えば、広島側です。





急行みよし・その2急行みよしのサボ・・「広島−三次」と書いてあります。

まだ、サボを使っていたんですね(謎)

昔は115系もサボだったけどね・・今は方向幕に変わってますけど・・




急行みよし・その3番号です・・キハ28−3014です。

キハ58とキハ28はセットで使われるようになっていると最近、鉄道に詳しい方から教えてもらいました・・

なぜ、両方ともキハ58じゃないのかと思っていたら・・最初からセットで使うように設計されていたんですね。


急行みよし・その4みよし号の表示・・

ヘッドマークなどはありませんが・・側面に小さく「みよし」と書いてあります。





急行みよし・その5連結面です・・写っているのは芸備線では三次側になるキハ58の方・・

昭和39年製・・つまり1964年製・・すでに40年以上たっています。

急行みよしの廃止の理由に車体の老朽化も入っていました・・となると、このキハ58とキハ28の運命が気になります。

ああ・・神様仏様後藤様・・N60延命工事を・・そして、新快速「みよし」号として再生を・・・・とは思うのですが・・

急行型車両なので、普通のキハ40系列に比べ最高速度は速いのです・・延命工事と同時に体質改善工事をして、車内を転換クロスシートにして、ブレーキ性能を高めて最高速度100Kmまでアップできないかなぁ・・・

急行みよし・その6キハ58側の番号・・

キハ58−563です・・急行の表示も見えています。

こちら側が三次側になります・・



急行みよし・その7キハ58側から写しました・・

急行運用の廃止は時代の流れでしょう・・快速運用が普通になってきた現在、急行料金を払って急行に乗る方は少なくなるのは仕方ないですね・・

ただ、このキハ58が廃車になるのか・・あるいは、快速三次ライナーとしてしばらく使われるのか・・とても気になります。

今、広島の115系電車では、体質改善工事を行って、ボックス席を転換クロスシートに変えています・・

快速三次ライナーは、ある意味中距離運用の列車です・・となると、キハ40系列を使うとしても、キハ58を使うとしても、こちらも転換クロスシートにする方がお客様も快適に乗車できるのではと感じます。


できれば、キハ58とキハ28に、N60延命工事と体質改善工事を行って、寿命の延長、最高速度のアップを行って、新快速みよしとして再生して欲しいと願うものです。

二酸化炭素排出削減は国際的な義務です。また資源の有効利用も義務です。

人を一人運ぶにあたって、二酸化炭素を最も排出してしまう自家用車から、その排出量の10分の1で人を運べる鉄道へのモーダルシフトを進め、かつ既存の車両の有効利用・・つまり資源の有効利用を図るために、できれば、東城くらいまで走る新快速として再生して欲しいと思います・・

kensan156m at 23:34│TrackBack(0) 鉄道関係 

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この記事へのコメント

1. Posted by R-157   2007年05月27日 00:00
後藤さんによるN60工事には、私も期待を寄せていますよ。

急行「みよし」の消滅・・・急行がまた消えてしまうという点には、どうもがっかりしてしまいます。ある程度の距離があるのですから、新快速として甦って欲しいという願いも勿論あります。

資源の有効活用・・・これは大事です。一人一人が、鉄道にシフトしてくれたら、どれだけCO2が減るのでしょうか。それを実行しようとする人が少ないという点が、我が国の駄目な所であるのではとも思っています。

急行の復活が無理であっても、国鉄型の保存は必須なのではないでしょうか。JR某のように、安っぽい新車の粗製乱造だらけでは、どうしようもないのですから・・・
2. Posted by けん   2007年05月27日 00:13
特別に料金がかかる急行離れが進むのはある程度時代の流れだと受け止めないといけないのかもしれません。

資源の有効活用で最も有効に使う方法はリユース・・つまり再利用です・・リサイクルではありません。キハ58とキハ28を長寿命化した上で体質改善を行うことは、資源の有効利用という観点からすれば、もっとも良い選択肢なのです。

廃車にして、新型車両を投入・・これでは資源の有効利用にはなりません。

旧型車両でも、鉄道は加速の時だけエネルギーを消費するだけです・・つまり定速運転中は、ほとんどエネルギーを消費しません・・転がっているだけです。

陸上輸送の王様と呼ばれるのはそのためです。つまり、旧型の気動車でも、自家用車よりはるかにCO2排出は少ないのです。当然、バスよりも少ない・・広島−三次間なら、鉄道がCO2排出削減の観点から最もよい交通手段だと思います。
3. Posted by 国仲 涼太   2007年05月29日 15:35
サボには列車名を書かずに,列車名札のところだけに書いてあるんですね。

側面の車番はちゃんとJR西日本の新車と同じ文字だ〜♪

4. Posted by けん   2007年05月29日 18:29
やはり国仲さん・・注目点が・・以後自粛・・

というか、それが見えるように写しました(爆)

特別に料金が必要になる急行運用が無くなるのは・・ある意味時代の流れかもしれませんね・・快速の方が好まれると私も思います。

キハ58系はもう40年以上も走っています・・
もっと走って欲しいとは思うけど・・車両の寿命から考えると、何らかの対策を行わないと・・普段走る車両としては使いにくいですね。

それからするともし廃車になるとしても、寿命を全うしたと言えますね・・

ただ、高度成長時代を支えた車両として、1編成くらいは動かせる状態で残して欲しいです。