2007年04月08日

男たちの大和

映画で一度観ていますが・・テレビで放送されるというので、さっきまで観ていました・・

詳細は語りませんが・・涙無しでは観ることできないです。

戦艦大和はアメリカの戦艦との艦隊決戦を想定して設計建造されました・・そのため、主砲46センチ砲はアメリカの戦艦の射程距離より遠方より砲撃可能であり、高精度な光学式即距儀により、命中率は大幅に上がっていました。

また、それに使われる砲弾は、アメリカの戦艦の装甲を突き破り、中で破裂するように遅延信管が取り付けられていました。当たった瞬間に爆発するより、内部で爆発した方が威力が高まることを利用していました・・

そして、命中率を上げるため、目標の前で水中に落下しても、弾頭の先頭部が外れ、水中に水没せず、水面に平行に進み、目標に命中するという高度な仕掛けも使われていました・・


しかしながら、いざアメリカと戦争になると、海上戦を左右するのは艦隊決戦ではなく、性能向上が著しい航空機が握ることになり・・艦隊決戦を想定し対空装備が少ない戦艦大和は、艦橋の両横にあった副砲を取り外すなど、何度も改造され、対空砲火をハリネズミのごとく装備せざるをえなくなります。

そして、最後は大量のアメリカの航空機に集中攻撃され・・三千人の乗組員と共に沈んでいきました・・


後に、大和を建造した呉海軍工廠は、戦後、造船所や製鉄所となり、大和を建造した技術を継承し、大型のタンカーや貨物船を続々世に送り出すこととなりました。
戦後復興の時期、広島の工業を支えた技術は、海軍工廠で培われた技術が多かったと聞いています。大和を造った技術は平和利用され・・今に至っています。


ちなみに、けんさんとダムや電車の話題になると、戦艦大和46センチ砲連射状態になるという噂については・・・防衛上の機密事項なのでノーコメントです(爆)

kensan156m at 23:55│TrackBack(0) 映画・ドラマ等 

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