2006年03月09日

灰塚ダムへ行くなら

2a503745.JPG灰塚ダム、当初の予定通りなら、今もサーチャージ水位を維持しているはずです・・

さて、灰塚ダムへ行くなら、ぜひインフォメーションセンターで灰塚ダムについていろいろ勉強されることをお薦めします。

灰塚ダムの特徴として、国内では3例目になる引っ張りラジアルゲートの採用、洪水調整はダムに開けてある穴(オリフィス)と中央部の低い部分を自然に水が越える・・その時に穴の大きさや中央部の幅によって自然に水の量を減らす自然洪水調整方式のダムであること、貯水池の中で通常は干上がる部分に堰堤を築き、人工の湿地を作る・・その堰堤の一つが、国内で2例目の台形CSGダムである・・などがあります。

数ある資料の中で、一押しなのが、パソコンで行うゲート操作シミュレーションゲーム・・実際のダムとは違うのですが、ゲームを始めると雨が降り出し、洪水になります。職員の招集をかけ、警報を発令して、ゲートを開けていきます・・開けすぎると下流が浸水してしまうし、あまり開けないと、洪水調整容量を使い切ってしまいます。

ダム初心者のぼくは、あっけなくゲームオーバーになりました・・雨の降り始めに、予備放流を行って容量を確保するという必殺技を使ったけど、下流がどの程度の放流まで大丈夫か分からないので、あまりゲートを開けられず、雨が止む前にクレストを超えてしまいました・・

ダムが実際にどのように仕事をしているか、実はあまり知られていないのでは・・例えば、洪水をどのように軽減するのか・・パンフを読んだだけでは分からない人も多いと思います。このゲームはどちらかといえばお子さま向けですが、何度か行っている間に、洪水調整を疑似体験でき、ダムが洪水の時にどのように仕事をしているか・・ある程度、理解の助けになると思います。

個人的には、もし、このゲームの著作権を国土交通省が持っているなら・・国土交通省の江の川総合開発のサイトで公開してみてはどうかなと思っています。

kensan156m at 23:55│TrackBack(0) ダム関係 | 地域情報

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