報道記事等でご存じの方も多いと思いますが、天下のニコンさんがフィルムカメラのラインアップを大幅に減らすことにしたようです・・
ニコン発表記事

これによると、中級機であるＦ１００、Ｆ８０等は製造をやめ、継続して製造するのは最高機種のＦ６と、入門機のＦＭ１０となる・・また、マニュアルフォーカスレンズのラインアップも減らすようです。

個人的には、昔からの互換性を重視するニコンが、キヤノンなどより先行して、こいう決定をしたのは意外でした・・ただ、フィルムカメラはあまり売れなくなっているので、こういう決定をせざるをえないのでしょう・・

一方で、デジカメへの移行が順調なキヤノンは、昨年あたりにもコンパクトタイプのフィルムカメラの新製品を出しているなど・・他のメーカーとはちょっと違う動きをしている・・・意味深だ（謎）。

さて、ニコンの話題に戻るけど、Ｆ６が残るのは分かる・・プロ向けでもあるから・・
現在の一眼デジカメは、フィルムに追いついたか？・・・・いろいろ議論があるようだが・・個人的には、まだ、フィルムのレベルに到達していない部分もあると感じています。それゆえ、フィルムの方が有利な撮影にはフィルムカメラが使われるでしょう・・

では、普及機はどうだろう・・こららは、デジカメに移行してもらうことになるのでしょうが・・今までフィルムのカメラを使っていた（特別に写真にこだわらない）一般の人は、概ねネガフィルムを使っていた方が多いのでは・・

となると、現在のデジカメではうまく写らない場面が多いと思います、デジカメの写り方はネガフィルムよりポジフィルムに近い・・つまり、２ＥＶ程度の露出のずれがあっても大丈夫なネガとちがい、デジカメでは露出が少しずれたら失敗写真になります。

また、コンパクトデジカメの場合、感度が低いため、感度アップすればざらざらの写り方・・手ぶれ補正が搭載されていても被写体ブレには何の効果もありません。

一般の人には、ネガフィルムの方が失敗が少なくてよいと私は思っています・・でも、そう思っている人は少ないですね・・
よく最新のデジカメを買ったが、うまく写らないとぼくに聞く人もいるのですが・・それなら、フィルムのカメラを使った方がいいよと答えたら、けんさんは時代錯誤していると言われることもある（苦笑）

実際に、カメラの売り上げの大半はデジカメになっているそうだし、写真屋さんもフィルムよりデジカメのプリントの方が多くなったと言われていました・・

ちなみに、最近のデジカメは以前のデジカメと写り具合はどうですか？って聞いたら、ＥＯＳＫｉｓｓなんかいいですね・・と言われるので、一眼じゃなくてコンパクトタイプは？って聞いたら、実は、どう処理していいか分からないような写りの悪い写真もあって・・とぼやきが出てしまった・・以前より悪くなっている部分もあるそうだ。

それと、デジカメを買う時に、パソコンとプリンターそして、インターネットの契約まで同時にするお客様が多いと聞きます・・つまり、カメラだけが売れる訳じゃない・・そうなると、まだ写りがイマイチのコンパクトデジカメも、売る側としては都合がいいわけですね・・

そして、デジカメを３〜４年も使う人は少ない・・携帯の機種変ほどじゃないけど、頻繁に買い替える人が多い・・一度買えば１０年くらい使えるフィルムカメラ（＝買い替えてもらえない）を真面目に作るより、デジカメを作る方が都合がよいのでしょう・・

ちなみに、けんさんのデジカメは３〜４年前の機種です・・
Ｏ>-＜ばたっ！！