2005年11月06日

三段峡一人旅・・

三段滝-051105報道で広島県北は紅葉の見頃だというので、今日、借りているカメラ、ニコンF2フォトミックを持って、三段峡へ一人で行って来ました。
けんさんみたいに車を使わない場合、行くのは多少面倒になる・・JRで広島まで出て、路面電車に乗り継いで、バスセンターへ・・そこから高速バスで三段峡へ行く・・
でも、今日は土曜日だし、車を使わずに行く人も多く、高速バスは満員でした・・

三段峡の入り口に着くとバスから降りるのですが・・以前はここにJR可部線の終点・三段峡駅がありました・・今では駅は跡形もなく姿を消しています・・JR可部線があれば・・三段峡へ行くのも便利なのですが・・・(´ヘ`;)ハァ

さて、ここからローカルバスで三段峡の中程にある水梨駐車場へ行きます。途中、深入山の駐車場を通りましたが、もみじが真っ赤になっていました。
水梨駐車場から葭ヶ原の茶屋へ行き、そこから三段滝へ向かいました・・写真はデジカメで写した三段滝です・・画像が小さいのと28mm相当の広角で写しているので、小さく見えると思いますが、実際に見るとかなり迫力があります。

昨年までは、三段峡といえば、レトロなカメラを持ってきている方が多かったのですが、今回は昨年と一変・・デジタル一眼レフを持ってきている人が多かったです。それも最近発売の最新型・・

でも、そんなカメラを片手持ちで写す人がいるから信じられない・・写真の基本を身につけるまではそんないいカメラは使わない方がいいと思うけど・・

けんさんは今回はレトロカメラ組です・・といっても借りているカメラですから、傷つけては大変・・用心して扱いました。ピントも絞りもシャッター速度も全て手動で合わせます・・ついでにズームのかわりにレンズを取り替えるんですよ・・

そして・・いつも使うカメラ(EOS7)とちがい、F2は、撮影するのに時間が多少かかるし、念入りにいろいろ調整しないといけない・・単に写すではなく、写すプロセスが多いので、作品を作り上げているという気持ちになります。と、同時に、自分も、基本はあまりしっかり身につけていないなということも感じました。

感度100のフィルムを入れたら、晴天の日中では絞りF8、シャッター速度1/125秒で露出は概ね合います(被写体によって違いますが)・・被写界深度を稼ぐため絞りを一段絞ってF11にしたら、シャッター速度は一段落として1/60秒にすれば、同じ明るさで写ります。
感度400のフィルムの場合、2段感度が高いですから、同じ条件で絞りをF8にすれば、シャッター速度は2段速い1/500秒となります。

露出計がなくても、この関係を覚えておけば写真は写せます。そして、露出計が内蔵されていても、露出計が示す数値と、基本を比較したり、あるいは明るい方を向いているなら、露出計が露出オーバーと表示するくらいの方がいいことが多いし・・このあたりは、経験と勘も重要です。

そして、ネガフィルムは露出オーバー側にもアンダー側にも2段分程度余裕があります。デジカメでは明暗差が大きすぎて一方で白飛び、一方で黒つぶれするようなシーンでも、フィルムには余裕で写っています(プリントすると、白飛び黒つぶれれが出ますが・・)、同時に適正露出から多少ずれていても大丈夫なんです。デジカメでは適正露出から0.3段ずれても写り方がちがってくるから、このあたりは、まだフィルムの方がいいと感じます。

ネガだと、写真屋さんが明るさなどを調整するから、意図した明るさにならないと指摘される方もいますが・・写真屋さんのオペレータと直接話をすれば、この問題も解決します・・ちょっと暗めに仕上げてくださいとか、もう少し緑を強めにとか・・だから、写す時は意図して暗くしたりせずにフィルムの階調の真ん中あたりで写しておいて、仕上げの時に撮影意図を伝える方法をとっています。

というか、ぼくがよく利用する写真屋さんでは、リアラを使った場合、ほとんど無調整でプリントしてくれています・・つまり暗く写っているのは意図してそうしたのだろうといった感じで・・ちなみに、今日、写したフィルムは、かなり調整が必要かもしれない(謎)

kensan156m at 00:28│TrackBack(0) 山歩き・ウォーキング 

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